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葬祭マナー
  弔辞・弔電
■ 弔辞
弔辞とは亡くなった方を弔う言葉をいい、永久の別れを告げる挨拶です。
弔辞を依頼された場合、断らず引き受けるのが礼儀です。
弔辞は正式には巻紙に書きますが、蛇腹折にすることも多い様です。
弔辞は遺族の元に保管されますので丁寧に書きましょう。

■ 弔辞の文例
1.故人の死の悲しみを述べます。
2.故人の業績や人柄を讃えます。
3.遺族を励まします。
4.故人の冥福を祈ります。
文面は1,000字~1,200字ぐらいを目安にします。
ゆっくりと語りかけるように読みます。 3分前後が目安です。
気をつけないといけないことは、忌み言葉を使わないということです。

■ 弔辞の捧げ方
司会から名前を呼ばれたら、席を立ち遺族に一礼して進みます。
祭壇前に立ったら、遺影に一礼して、弔辞の包みを開きます。 包みの開き方は、
1.左手で弔辞を持ち、右手で開きます。
2.右手で弔辞を取り出します。
3.上包みをたたみます。
4.上包みを下にして右手で弔辞を開きます。
弔辞は目の高さに両手で持って読みます。 読み終わったら元のように包み直し、
向こう向きにして祭壇に置きます。 遺影に一礼し、遺族に一礼して自分の席に戻ります。

■ 葬儀の時に打つ弔電
通夜、告別式に参列できない時は、弔電を打ちます。 弔電は喪主宛てに打ち、差出人はフルネームにします。 差出人がわかるように文中の最後に自分の氏名を入れます。 喪主がわからないときは、故人のフルネームを文中に入れ、 「御遺族様」「御遺族一同様」と付け加えます。 先方の宗教がわからないときは、仏教用語は避けます。 弔電は、局番なしの「115」番で申し込みます。午前8時から午後10時までの受付です。 午後7時までに受け付けた電報は、当日配達してくれます。
また、インターネットでも申し込みできます。
NTT西日本:http://dmail.denpo-west.ne.jp/
NTT東日本:http://www.ntt-east.co.jp/dmail/

NTTの指定文例がありますので、これを使えば内容で悩む必要はありません。
番 号 呼 称
7501 ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。
7502 ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます。
7506 ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、
謹んで哀悼の意を表します。
7511 ○○○様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。
7512 ○○○様のご逝去を悼み、ご冥福をお祈りいたします。
7512 ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、
心からご冥福をお祈りいたします。
■ 法要の時に打つ弔電
法要に伺えない時、打ちます。
法要に際しても、NTTの指定文例があります。
番 号 呼 称
7701 ○回忌にあたり、故人の数々のご遺徳を偲び、衷心より哀悼の意を表します。
7702 ○回忌のご法要に際し、あらためて悲しみがつのります。
ご生前の 面影を偲び、遥かにご冥福をお祈りいたします。
7503 一周忌のご法要にあたり心より故人のご冥福をお祈りいたします。
7506 三回忌のご法要にあたり、故人の面影を偲びつつ、あらためてご冥 福をお祈りいたします。
7709 ご法要のご通知いただきました。
あいにく、所用にて参列できず、 誠に申し訳ありません。
ご冥福を心よりお祈りいたします。